キャンプの薪割りに斧は必要?買って使って、結局いらなかった理由

2019/08/06

2025/12/31

キャンプの薪割りに斧は必要?買って使って、結局いらなかった理由

キャンプでの薪割りは、これまでナイフでバトニングしていました。
ただ、数は多くありませんが、キャンプ場で購入した薪が広葉樹だったことがあり、これが思った以上に硬くて割れない場面がありました。

そこで「斧があれば解決するはず」と考え、実際に斧を買って使ってみました。

何度か使ってみた結果、割れないわけではないものの、ソロキャンプという前提では、むしろ他の選択肢のほうが現実的だと感じるようになりました。

この記事では、斧を買って使ってみた体験をベースに、なぜ最終的に使わなくなったのか、そして今はどんな方法に落ち着いているのかを正直にまとめます。

これから斧を買おうか迷っている人の判断材料になれば幸いです。

キャンプの薪割りに斧は必要?と思って買った話

ソロキャンプを続ける中で、ナイフでは割れない薪に当たる場面が出てきました。
ナラやクヌギといった広葉樹で、特に節がある部分はナイフではどうにもならないと感じました。

火付け用にフェザースティックを作ろうとすると、どうしても薪を割る工程が必要になります。

そこで、「斧があれば解決するはず」と考え、実際に手斧を購入しました。

斧を買って使って分かった現実

実際にキャンプ場で斧を使ってみると、事前に想像していた使い勝手とはかなり違いました。

まず感じたのは、片手斧では広葉樹が思ったほど割れないということです。
キャンプに持っていく前提なので、選んだのは柄の短い手斧でした。

手斧の場合、振り下ろして割るというよりも、薪に斧を当てた状態で、コンコンと下に叩くようにして割る使い方になります。

ただ、この方法では刃が食い込んだまま止まる場面が多く、特に節のある部分はかなり厳しい印象でした。

ナイフで割れない薪を斧で割るなら、長柄でないとダメ

あとから分かったのですが、広葉樹をしっかり割るには「長柄の両手斧で、薪を立てて勢いよく体重を乗せて叩く」使い方が前提になります。

これは、ナイフで割れなかった薪を「確実に割る」ための正しい方法だと思います。
ただし、ソロキャンプで想定していた片手斧での薪割りとは、そもそも前提条件が違っていました

さすがに長柄の斧をバイクのソロキャンプで持っていくのは現実的ではなく、この時点で、「薪を割るなら斧」という考えが崩れたというのが正直なところです。

ナタも手斧と、結局は同じだった

「じゃあナタならどうか?」とも考えましたが、結論は大きく変わりませんでした。

ナタはもともと、雑草木を払ったり、枝打ちをしたりするための道具です。
そのため、薪を割る場合の使い方としては、手斧と同じく「薪に刃を当てた状態で叩く」方法になります。

やっていること自体は、手斧でもナタでも、ナイフでバトニングしているのと大きく変わらないと感じました。

広葉樹の薪は「割らない」という選択に切り替えた

そこで発想を変えました。
そもそも、広葉樹の薪を無理に割る必要はないという判断です。

考えてみると、広葉樹の薪を割りたくなる理由は、焚き火そのものというより、火付け用に細い材を作りたいからでした。

火付けが目的であれば、薪を割らなくても対応できます。
ナイフで樹皮を削ったり、フェザースティックを作ったり、松ぼっくりや細い小枝を拾うほうが、結果的に安定する場面も多いです。

また、最初から割り箸を多めに持っていき、割り箸でフェザースティックを作るという方法もよく使っています。
このやり方なら、硬い薪に苦戦することもありません。

それでも広葉樹は燃え始めるまでに時間がかかるため、慣れるまでは軽量な着火剤を用意しておくのも現実的だと感じました。

結論:斧でもナタでもなく、ナイフに戻った

最終的に、自分のキャンプスタイルでは、ナイフ+コンパクトノコギリが一番バランスが良い、という結論に落ち着きました。

ノコギリは薪の長さを調整するためだけに使い、火付けはナイフで作る。
このように役割を分けて考えると、無理がありません。

軽くて、安全で、使う頻度が高い。
ソロキャンプでは、このバランスがいちばん重要だと感じています。

なお、自分は長い薪がそのまま入る焚き火台を使っているため、正直なところ、ノコギリの出番はほとんどありません。

あくまで「いざという時の保険」として持っていく道具です。

広葉樹で自分がよくやる火起こし手順(ざっくり)

  1. ナイフで樹皮を剥く
  2. 細い枝や松ぼっくりを追加する
  3. 割れそうな部分だけ、ナイフで軽く割る
  4. 火付け用と、火を安定させる薪を分けて組む
  5. 火が安定したら、広葉樹の薪をくべていく

この流れで、これまで困ったことはほとんどありません。

最後に:ナイフで十分という結論と、モーラナイフを選んでいる理由

ここまで書いてきた通り、自分のソロキャンプでは斧やナタを使わず、ナイフでのバトニングで十分という結論に落ち着いています。

その中で、長く使い続けているのがモーラナイフです。
派手さはありませんが、信頼性が高く、道具として裏切られたことがないというのが正直な印象です。

モーラナイフにはいくつか種類がありますが、結論から言うと、コンパニオンでも実用上はまったく問題ありません

実際、バトニング用途で「折れた」「使えなくなった」という話はほとんど聞きませんし、自分自身も10年以上キャンプで使っていますが、トラブルになったことは一度もありません。

火付け用に薪を割る、樹皮を剥ぐ、といった用途であれば、性能的に不足を感じる場面はありませんでした。

一方で、もう少し安心感を重視したいなら、モーラナイフ ガーバーグという選択肢もあります。

価格は上がりますが、フルタング構造なので、バトニング時の安心感や、雑に扱ってしまった時の精神的な余裕は確実に高くなります。

「絶対に壊れないものが欲しい」「長く使う一本を選びたい」ならガーバーグ。
「まずは十分な一本を、無理のない価格で使いたい」ならコンパニオン。

今の自分は用途や気分で使い分けていますが、ソロキャンプの薪割り用途に限れば、どちらでも困ることはありません

大事なのは、斧やナタを増やすことよりも、今のキャンプスタイルに合った道具を、無理なく使い続けることだと感じています。

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