Bonai充電池を数年使った結果…結局エネループに落ち着いた話

2018/05/26

2025/08/11

Bonai充電池を数年使った結果…結局エネループに落ち着いた話

キャンプで使うLEDランタンは、常に満タンの電池で持って行きたいものです。
自分も最初はコスパ重視で「Bonai」の充電池を購入し、しばらく愛用していました。容量2300mAhで価格も安く、当時は魅力的に見えたからです。

しかし数年使ってみると、公称容量より低く感じることや、放電の速さ、さらに個体差による性能のバラつきが気になるようになりました。特にキャンプでは、次の出番まで数週間〜数ヶ月空くことも多く、放電が激しいといざ使うときに残量が足りない場面もありました。

最終的に行き着いたのは「エネループ」放電性能の高さ長期保管時の安心感は別格で、キャンプだけでなく家の家電との併用でも快適です。この記事では、Bonaiを選んだ当時の理由から数年使った感想、そしてエネループに落ち着いた理由までをまとめます。

はじめに

キャンプで使うLEDランタンは、長時間点灯できて、しかもコストを抑えられる電池が理想です。
当時の自分は「できるだけ安く、できるだけ長く使える充電池」を探していて、最終的に候補に残ったのがBonaiでした。

選定のポイントは容量・価格・充電回数の3つ。

  • 容量は2300mAh
  • 8本セットで1,200円前後と他メーカーより安価
  • 公称では約1200回の充電が可能

スペックだけ見れば十分魅力的な条件でした。LEDランタンは6本の単三電池を使用するため、8本パックという点も使い勝手が良く、当時は迷わず購入を決めました。

購入当時の比較

Bonaiと主要充電池のスペック比較

購入当時は、Bonaiのほかにエネループ、エボルタ、Amazonベーシックの3種類も候補として比較しました。
容量・充電回数・価格を8本セットでそろえて見比べると、Bonaiは容量が大きく価格が安いという特徴が際立っていました。

ブランド名 容量 充電回数(公称) 価格(8本入り・2018年当時)
Bonai 2300mAh 約1200回 約1,200円
エネループ スタンダード 1900mAh 約2100回 約1,800円
エボルタ 1950mAh 約1800回 約1,820円
Amazonベーシック 1900mAh 約1000回 約1,480円

数字だけを見ると、Bonaiは大容量で価格も安く、コスパが高いように見えました。

選んだ理由

自分がBonaiを選んだ一番の理由は、エネループと比べると1セットあたり600円前後安く、容量も2300mAhと多かったため、単純に「長時間使えて安い」というイメージが強くありました。

当時は「大容量=長持ち」「価格が安い=コスパ良し」と考え、深く迷わずBonaiを選んだのを覚えています。

実際に数年使ってわかったこと

容量が公称より低く感じた

スペック上は2300mAhですが、実際に使ってみると体感ではもう少し低い印象がありました。
LEDランタンを点灯させたとき、他メーカーの同等容量モデルと比べると明るさの落ち始めが早く、長時間使用時にパワー不足を感じることがありました。

購入当時は詳しい情報がほとんどありませんでしたが、現在では容量を実測しているレビューも多く、公称値よりも実際は約1.3倍ほど多く表記しているケースが報告されています。そうした検証結果と照らし合わせても、実際の使用感はスペック通りとは言い難い印象でした。

長期使用で感じた弱点

数年使ってみて、明確に壊れたというよりは、じわじわと不満を感じることが増えていきました。

  • 放電が早い
    LEDランタンは毎回使うわけではなく、私はオイルランタンも使うため次の出番まで数週間〜数ヶ月空くこともあります。
    その間に残量が減ってしまい、出発前には念のため再充電することが多くなりました。特に冬場は減りが早いように感じます。

  • 寿命が短め
    使い始めは問題なくても、数年たつと少しずつ持ちが悪くなったように感じました。複数本のうち、早く性能が落ちるものも出てきます。

  • 個体差がある
    同じパックでも長く持つ電池とそうでない電池があり、だんだんセットで使えなくなっていきました。大きな不具合ではないですが、気になるポイントです。

結局エネループに戻った理由

Bonaiを使っていた期間も、実はそれより前から家のマウスやリモコンではエネループを使っていました

あるとき試しにエネループをLEDランタンに使ってみると、買ってから数年経っているのに性能の劣化をほとんど感じず放電の少なさにも改めて驚きました

そこから徐々にエネループの使用頻度が増え、最終的にはキャンプ用も家用もエネループで統一するようになりました。

放電性能の高さ

エネループは長期間放置しても容量がほとんど減らず、出発前に慌てて充電し直す必要がありません。
メーカー公称では10年後でも約70%の容量を保持するとされ、実際の使用でもその安心感は大きいです。

キャンプ用途との相性

キャンプは次の使用まで間隔が空くことも多いですが、エネループなら放電の心配が少なく、予備電池もそのまま持って行けます。
他のキャンプギアと組み合わせても安定して使えるため、道具選びのストレスが減りました

家の家電と併用しても安心

LEDランタンだけでなく、リモコン・ワイヤレスマウス・カメラなど日常の家電にも幅広く使えます
高性能な充電池はキャンプ以外でも快適に使えるため、家全体で統一できるメリットがあります。

最後に:やっぱりエネループが安心

Bonaiは価格の安さと容量の大きさが魅力ですが、長期使用や保管が多いキャンプ用途では性能面で不満が残りました
一方で、何年も前に買ったエネループは今もほとんど劣化を感じず放電の少なさや信頼性は別格です。

キャンプ用だけでなく家庭の家電にも使えるため、電池をエネループに統一すれば管理も楽になります。
結果的に買い替え頻度が減り、長期的に見てもコスパが良い選択だと感じています。

ちなみに、家のマウスやリモコン、キャンプのLEDランタンなど、充電頻度が低い用途ならAmazon限定のエネループ(BK-3MCD)もおすすめです。

最小容量2000mAhで容量は少し多め、充電回数は600回ですが、ほとんどの用途では寿命は十分すぎます。
価格も手頃で、エネループ品質を手軽に試せます。

「とにかく失敗したくない」ならエネループがおすすめです。

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