バイクでソロキャンプに行くようになってから、ツーリングに積みやすいクーラーバッグを探していました。
求めていた条件はシンプルで、
- バイクのキャンプ道具と一緒に積載しやすい形状
- 移動中に買い物しても積んだまま出し入れできる
この2つです。
そんな条件にぴったりだったのが、今回紹介するDODライダーズクーラーバッグ。
現在は後継モデルとして「ソフトくらこ」が販売されていますが、サイズや形状、使い勝手はほぼ変わりません。
実際にツーリングキャンプで使ってみて、「これはちょうどいい」と感じた理由をレビューしていきます。
目次
DODライダーズクーラーバッグとは
バイクツーリングに合わせたデザイン
見ての通り、バッグは平べったい形状をしています。
そのため、他の荷物をリアに積んで、その上に重ねて置けるのがポイントです。
もちろん、縦置きでも積載可能。荷物やバイクの形状に合わせて柔軟に対応できます。
サイズ感と容量の目安
容量はソロキャンプで使う食材や飲み物を持ち運ぶには十分。
食材+飲み物を1泊分入れてもパンパンにならず、積載の邪魔をしないバランスがちょうどいいです。
Dリングや持ち手などの工夫
四隅にはDリングが付いており、ロープを通してしっかり固定可能。
自分はダッフルバッグを括り付けているロープをDリングに通し、積載したままでもフタを開けられるように工夫しています。
さらに、持ち手+ショルダーベルトが付いているのも便利。
駐車場からサイトまで距離があるキャンプ場では、ダッフルバッグを背負いながら、クーラーバッグはボディバッグのように掛けて運べるので助かります。
バイクへの積み方と使いやすさ
クーラーバッグを積むときのポイント
バイクに積むとき、DODライダーズクーラーバッグのようにDリングをある場合は、ロープをクロスして固定するのが安定します。
まっすぐ通すだけだと走行中に、手前や後ろにずり落ちていくため注意が必要です。
実際にバイクへ積載した感想
バッグ自体が高さを抑えた形状なので、リアに他の荷物と一緒に積んでもバランスを崩しにくく、安定感があります。
さらに、積載したままでもフタを開けられるのは大きなメリット。
途中で買い物をしても、荷物を降ろさずに中身を出し入れできるのは非常に便利です。
保冷力とキャンプでの使い勝手
実際に使ってみた感想
秋のソロキャンプでは、日差しの強い16〜18度ほどの気温でした。
朝9時に出発してキャンプ場まで2〜3時間のツーリング。到着後、日陰にクーラーバッグを置いた状態で18時ごろまで保冷剤が残り、ビールも冷えたままでした。
このことから、春・秋であれば十分な性能だと感じています。
夏場の対策
一方で、夏場はやはり厳しいです。
そこで自分は、直射日光対策として厚めのタオルをかけて固定しています。
タオルを水で濡らし、走行風による蒸発冷却を利用することで、表面温度を下げ、クーラーバッグ本体の加熱を抑える工夫をしています。
この方法を使うと、保冷剤の効きが長持ちするのを実感しました。
また、夏場は信号待ちが多い下道を避け、高速道路を選ぶようにしています。
走行中は風が当たることで冷却効果が高まり、バッグの温度上昇を防げるからです。
休憩時にはPAで水分補給とあわせてタオルに水をかけ直し、冷却効果を維持。
シンプルな工夫ですが、夏場でも安心して使えるポイントになっています。
保冷剤の工夫
フタ部分にはメッシュポケットがあり、ここに保冷剤を入れられます。
(ちなみに現行モデルの「ソフトくらこ」はメッシュポケットも黒色でファスナー付きになっており、機能性や見た目がアップしています)
こうすることで、ソフトクーラーバッグは直射日光が当たった部分の温度が上がりやすいのですが、保冷剤が先に熱を吸収してくれるため、中の食材まで熱が届きにくいのがメリットです。
そのため、食材全体を覆うような大きめの保冷剤を併用すれば、夏場でも安心感が増します。
他のクーラーボックスと比べてどうか
ハードクーラーボックスでもソフトクーラーバッグでも、バイクに積むときは形状によってはリアに載せにくいことがあります。
特にハードタイプは耐熱性・保冷力に優れるものの、サイズが大きくゴツいため、無理をすれば積めなくもないですが「そこまでする必要があるのか?」という印象です。
その点、DODライダーズクーラーバッグ(現行モデル:ソフトくらこ)は、バイクでの使い勝手がよく、まさに「ちょうどいい」バランスを感じています。
実際に使って感じたメリット・デメリット
メリット
- 平たい形でバイクに積みやすい
- 積載したままフタを開けられる
- ソロ1泊分にはちょうどいい容量
実際に使ってみて感じたのは、やはり「バイク用に設計されているからこその快適さ」でした。
デメリット
- 真夏のツーリングでは保冷力が不十分
- Dリングは固定に便利だが、開閉式ならさらに良かった
大きな欠点はないものの、夏場の長時間ツーリングでの保冷力には注意が必要です。
最後に:バイクツーリングにちょうどいいクーラーバッグ
DODライダーズクーラーバッグは、バイクツーリングに合わせた形状と工夫が詰まったソフトクーラーです。
春や秋のソロキャンプなら十分な保冷力があり、買い物してそのまま積める手軽さも大きな魅力。
真夏のロングツーリングでは工夫が必要ですが、全体的に見ればまさに「バイクツーリングにちょうどいいクーラーバッグ」だと感じています。
なお、現行モデルは「ソフトくらこ」として販売中なので、これから購入する人はそちらをチェックしてみてください。