もっと快適に眠れるようにしたくて、地面にマットを敷くスタイルから、タープ泊+コットに憧れてKingCampコンパクトコットを購入しました。
当時は選択肢が少なく、このモデルは軽量で持ち運びやすいことから「ソロキャンプ用コットの定番」のような存在でした。
実際に5年以上使ってきたので、長期使用レビューとして感想と注意点をまとめます。
そのうえで、今選び直すならどんなコットを選ぶかも紹介します。
目次
5年以上使った感想と気づき
最初は組み立ても楽しく、頻繁にキャンプに持って行っていましたが、組み立てに力が必要でだんだん出番が減っていきました。
一時期は家でベッド代わりに半年ほど使っていた時期もありますが、キャンプではマット+寝袋の方が手軽で快適だと感じるようになりました。
- 寝心地:張りが強くトランポリンのようで、腰が沈まないのは快適
- 耐久性:5年以上使っても布地の破れやフレームの歪みなし
- 気になる点:購入した個体はわずかに歪みがあり、組み立て時に力が必要だった/このタイプのコット全般に言えるが、肩より体の中心が沈む形になるため少し窮屈に感じる
今後使うとしたら、タープ泊+コットのミニマルスタイルや、バイクキャンプで「焚き火の横で寝る」ようなシーンになりそうです。
その場合は、収納サイズが多少大きくなっても良いので、コンパクトさより組み立てやすさ・設営スピード重視のモデルを選びたいと思います。
KingCampコットの使った感想
KingCampコットは組み立てと片付けは、少し独特なのであらかじめネットで動画とか見たほうが良いです。
たぶん壊すとしたら片付けで、足の取り外し方の手順が重要です。
寝床は張りのあるトランポリンみたいな感じで、使い心地はとても良いです。
これだけコンパクトなパーツで、しっかりとしたベッドが出来るは驚きですね。
コットによっては腰辺りにフレームが当たるためマットと併用が必須だったりしますが、
KingCampコットはそんなこと無いです。
このコットと寝袋で十分と感じました。

横幅も寝袋で寝転がっても狭いとは感じませんでした。

しいて言うなら地面との距離が近いです。
地面に直接置いて使うと寝相によっては寝袋が地面につくかも、
雨の日は注意したいですね。
とはいえこの辺りはコンパクト性能を優先すると仕方のない部分でしょうか。
KingCampコットの組み立て
製品パーツ

重量:2kg
コットはいくつか種類ありますが、このタイプは非常にコンパクトです。
収納サイズはアウトドア折りたたみイスより少し大きいくらい。

布地とフレームの組み立て


製品によって作りの精度にばらつきがあるようで、
私の購入した製品は片方が押し込めるかギリギリで超硬いです。
ホントに超固くてたぶん女性だと組み立てられないです。
このあたりは中華製なので組み立てられない製品は返品するしか無いですね。
足の組み立て

足はレバーが付いて無い方(写真奥)を立てて、
レバーが付いている方(写真手前)は外側に開いた状態でフレームに合わせます。

結構硬いです。
足部分は内側に倒しすぎても折れたりはしないので思いっきり。
足の取り外し
この製品は足の取り外しで壊す人が多いみたいです。
たしかに手順間違えるとフレーム折ったりしそうなので注意!

足を内側に倒さないとレバーが引けないので、足を外側に開く事ができません。

レバーが引けたら足を外側に開きます。
足の取り外しは手順さえ分かれば、そんなに力はいりません。
今選ぶならこのコット
現在はキャプテンスタッグやDODなど、組み立てが簡単で軽量・価格も半額以下のコットが多数あります。
これからコットを買うなら、こういった組み立てやすいモデルを優先するのが良さそうです。
特にバイクキャンプでは、コンパクトさよりも組み立てやすさや寝心地を重視したほうが快適に使えます。
積載できる範囲であれば、多少サイズが大きくてもストレスなく設営できる方が結果的に使い続けられると感じました。
最後に:コットはスタイルに合わせて選ぶのが正解
コットは長く使える道具だからこそ、キャンプスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
私自身、5年以上使ったKingCampコットで快適さも不便さも体験しました。
今なら組み立てやすいモデルを選びますが、軽量コットはやはりソロキャンプを快適にしてくれる道具です。
自分のスタイルに合った一台を選べば、より快適に、より楽しいキャンプ時間が過ごせます。