ミニマムなキャンプは、徒歩やバイクなど荷物に制限があるスタイルで続けていると、どうしても憧れてしまいますよね。
自分もその流れでタープ泊に興味を持ち、実際に使ってみたのがDDタープでした。
ミリタリーっぽいデザインと、タイアウトの多さ(張るときに使えるループの数)に惹かれて使い始めましたが、実際に使ってみると良い点だけでなく、続けていく中で見えてきた不便さもあります。
この記事では、タープ泊でDDタープを実際に使って分かった良い点・悪い点を、体験ベースで整理しています。
これからDDタープを検討している方や、タープ泊が自分に合うか迷っている方の判断材料になればと思います。
目次
DDタープとは?

DD Hammocksというブランドについて
DDタープを展開している「DD Hammocks」は、ハンモックやタープを中心にした海外ブランドです。
製品全体を見ると、タープ泊やハンモック泊を前提にした設計が多く、軽量性よりも実用性・耐久性を重視した作りが特徴だと感じています。
DDタープの基本的な特徴(サイズ・素材・耐水圧)
DDタープはサイズ展開が非常に多く、定番は3m×3mや4m×4mです。
カラーもオリーブやコヨーテブラウンなど、ミリタリー寄りの落ち着いたバリエーションが揃っています。
素材はポリエステルで、耐水圧は3000mm。
数字だけ見ると分かりにくいですが、実際に触ってみると生地はかなりしっかりしていて、いわゆる「安い軽量タープ」とは明確に別物です。
雨や風に対して不安を感じにくく、多少雑に扱っても大丈夫そうな安心感があります。
また、DDタープ最大の特徴がタイアウト(ループ)の多さです。
辺や角だけでなく中央にもループがあり、合計で19箇所あります。
このおかげでフルクローズを含めたさまざまな張り方ができ、タープ泊を前提に考えられた設計だと感じました。
一方で、3m×3mサイズでも実際に広げるとかなり大きく、張り方については事前にある程度の知識や練習が必要です。
そのため、キャンプに慣れたソロキャンパー向けのタープという印象を持ちました。
張り方の自由度が高いため、「どう張るか」を自分で考える必要があるタープと言えます。
タープ泊でDDタープを使った理由

タープ泊に興味を持ったきっかけ
ソロキャンプを続けていく中で、次第に「もっと荷物を減らせないか」と考えるようになりました。
自分はバイクでソロキャンプに行くのですが、テントはどうしてもかさばりやすく、重量も増えがちです。
そこで気になったのが、テントを使わないタープ泊という選択でした。
タープ泊用としてDDタープを選んだ理由
タープ泊用のタープを調べていく中で、DDタープは次の点が魅力的に感じました。
- タイアウトが多く、テントのように閉じられるフルクローズ設営がしやすそう
- 生地がしっかりしていて、雨風に対する安心感がありそう
- 価格が比較的手頃で、タープ泊を試すための一枚として選びやすい
これらの点から、タープ泊を始めるにあたって「最初の一枚」として失敗しにくそうだと感じ、DDタープを選びました。
タープ泊で使って分かったDDタープの良い点
タイアウトが多く設営の自由度が高い
DDタープはタイアウトが19箇所あり、張り方の自由度はかなり高いです。
風向きや地形に合わせて細かく調整できるため、状況に応じた設営がしやすく、タープ泊との相性は非常に良いと感じました。
サイズが大きく、床面までカバーできる張り方ができる
3m×3mや4m×4mサイズは、実際に広げてみるとかなり大きいです。
そのため張り方次第では、屋根だけでなく床面まで幕を敷ける設営も可能になります。
地面の状態が悪いキャンプ場や、虫が多い時期には、この張り方がかなり有効でした。
逆に床面に幕を敷かない場合は、コットなど別の寝具が必要になり、荷物が増えがちになります。
自分の場合は、床面に幕を敷いた上に毛布を置き、コンパクトなスリーピングマットだけで過ごすことが多かったです。
ミリタリーカラーで雰囲気が好みに合う
オリーブグリーンなどの落ち着いた色味は、自然の中でも浮きにくく、個人的に好みでした。
見た目や雰囲気を重視する人にとっては、この点は大きなメリットだと思います。
カラーは単色がいくつかと迷彩柄があり、どれもミリタリー寄りの雰囲気を持ったタープになっています。
荷物を大幅に減らせる(テントを持たない選択)
タープ泊最大のメリットは、やはり荷物を減らせることです。
テントというキャンプ道具の中でも一番大きな荷物が不要になり、タープ一枚+ポール一本(場合によってはポールなし)で済みます。
自分は林間キャンプ場に行くことが多く、高い木にガイロープを結んでポールなしで設営していました。
そのため、荷物はかなり少なく抑えられていました。
タープ泊で使って分かったDDタープの悪い点

張り方を覚えるのが意外と大変
これは、実際に使ってみて一番強く感じた点です。
タープ泊は、張り方を覚えないとそもそも成立しません。
キャンプに行く前に、YouTubeやブログなどで事前に調べて練習しておく必要があります。
ただし、一度自分のお気に入りの張り方を見つけてしまえば、毎回それを再現するだけなので、そこまで大きな問題にはなりません。
インナーがないため快適性は低め
DDタープ単体では、インナーがありません。
そのため、虫・結露・冷えといった点では、テントより明らかに快適性は落ちます。
このあたりは割り切りが必要で、自分の場合は、寒い時期の秋や春先限定でタープ泊をしていました。
下にも幕を張る前提だと選択肢がかなり少ない
自分は全面を閉じられるフルクローズ設営が好みなのですが、さらに床面にも幕を張りたいと考えると、実際に使える張り方はかなり限定されます。
そのため、総合的に見ると、タープ泊は暑い時期よりも寒い時期のほうが向いていると感じました。
晩秋や冬キャンプのように虫が少ない季節であれば、床面を含めた設営の制約も気にせず、張り方そのものを楽しむ余裕が出てきます。
実際に自分が使っていた張り方について

ビークフライを選んだ理由
自分がよく使っていたのは、フルクローズできて、なおかつ床面にタープを折り込める張り方の中で、比較的シンプルな方法です。
形としては直角三角形に近く、基本はポール1本で成立します。
ただし、林間キャンプ場などでは、木や高い位置にガイロープを取れればポールなしでも設営可能で、荷物をさらに減らせる点も魅力でした。
ビークフライで良かった点・不便だった点
ビークフライは、雨風に強く、設営手順もシンプルです。
ペグダウンしてポールを立てる流れは、自分が好きなワンポールテントに近い感覚があり、違和感なく使えました。
3m×3mのサイズでも、一番長い辺が3mあるため、前室はないものの荷物置き場としては十分です。
最低限の装備で完結できる点は、タープ泊らしい良さだと思います。
一方で、ポールを追加して屋根を延ばしたり、簡易的な雨除けを作ることはできますが、形がかなりシンプルな分、どうしても設営に飽きが来やすいと感じました。
張り方を工夫する余地はあるものの、結果的に「毎回同じ形」になりやすく、ここがタープ泊を続けなかった理由のひとつでもあります。
DDタープはどんな人に向いているか
ここまで実際に使ってきた体験を踏まえると、DDタープは人を選ぶ道具だと感じています。
DDタープが向いている人
- 荷物をできるだけ減らしたい人
テントを持たず、タープ一枚+ポール(またはポールなし)で完結させたい人には大きなメリットがあります。 -
タープ泊を一度しっかり試してみたい人
耐久性が高く、フルクローズも可能なので、タープ泊の良い面・悪い面を体験しやすいです。 -
張り方を考えること自体が楽しい人
タイアウトが多く自由度が高いため、設営を「作業」ではなく遊びとして楽しめる人に向いています。
DDタープが合わないと感じた人
-
設営をとにかく楽にしたい人
張り方を覚える必要があり、毎回同じ快適性を求める人には手間に感じやすいです。 -
虫・結露・冷えに敏感な人
インナーがないため、テントと比べると快適性はどうしても劣ります。 -
テントの居住性や安心感を重視したい人
「中でくつろぐ」「快適に寝る」ことを優先したい場合は、素直にテントを選んだほうが満足度は高いです。
DDタープは万能ではありませんが、ハマる人には深く刺さる道具です。
自分のキャンプスタイルと照らし合わせて選ぶことが、後悔しない一番のポイントだと思います。
最後に:今の自分にとってのDDタープ
DDタープは使わなくなったというより、使う場面がかなり限られる道具になりました。
初めて行くキャンプ場で、サイトの条件や木の配置が分からない場所では、張りやすさと安定感のあるテントを選ぶことが多いです。
一方で、慣れた林間キャンプ場や晩秋〜冬キャンプなど、条件がはっきりしている場面では、今でもDDタープを持って行くことがあります。
現在は、基本はワンポールテント、条件が合えばタープ泊という使い分けが、自分には一番しっくり来ています。






