以前は冬用シュラフには水に強い化繊シュラフも多くみられましたが、今は撥水処理の技術も高くなりコンパクトに持ち運べて暖かいダウンシュラフを選ばれることが多いです。
今回はそんな冬キャンプで使用するコンパクトで暖かいダウンシュラフのご紹介です!
冬用シュラフを選ぶ場合の注意点
冬用シュラフは最低使用温度-10以下を選ぼう
快適に眠れる温度ですが、だいたい最低使用温度+5℃くらいが快適に眠れる温度になります。
例として標高約600mの高尾山は真冬(1月くらい)だと平均気温が-0.8℃となっています。
この場合、気温にもばらつきがあるので最低使用温度-10〜-15℃くらいのシュラフが欲しいですね。
ちなみに、富士山近くの人気キャンプ場の標高830mに位置する『ふもとっぱらキャンプ場』は、1月の最低気温が-15℃ほどの寒さです。
そうなると最低使用温度-20〜25℃ぐらのシュラフが必要となってきます。
私自身シュラフ選びに失敗して凍えながら一晩過ごしたことがあるので「シュラフは暖かいに越したことは無い!」と考えています。
ダウンのFP(フィルパワー)とは?
FP(フィルパワー)というのはダウンの品質を表す単位です。
高品質なダウンほどFPが高くなり、一般的に700FP以上のものが高品質ダウンとなります。
FPが高いほど保温性能が高く、アウトドアの冬用シュラフだと700FP以上が多いですね。
各メーカーの製品で同じようなシュラフでも値段が違うのはこのFP(ダウンの品質)による違いが多いです。
冬用ダウンシュラフのご紹介!
今回紹介するシュラフはナンガ・イスカから紹介していきます。
各メーカーの個人的なイメージ。
- ナンガ:高いけど収納サイズがコンパクト。
- イスカ:商品の数が多く比較的価格が低いモデルもある。収納サイズは若干大きい。
ナンガ ウルトラドライダウンバッグ UDD BAG 630DX(最低使用温度 -10℃)
ナンガのシュラフはとにかくコンパクトなため荷物を少なくしたい人におすすめです!
私が、秋〜春あたりのキャンプで使っているシュラフでもあります。
・羽毛量:630g
・ダウン品質:770FP
・サイズ:80×210cm
・平均重量:1045g
・収納サイズ:17×31cm
・価格;5万前後
参考:メーカーページ
イスカ(ISUKA) エア 630EX (最低使用温度 -15℃)
イスカは沢山の寝袋がありますが、最低使用温度と収納サイズのバランスがよいのがエア 630EXです。
・羽毛量:630g
・ダウン品質:800FP
・サイズ:80×213cm
・平均重量:1060g
・収納サイズ:20×34cm
・価格;5万前後
参考:メーカーページ
イスカ(ISUKA) ダウンプラス ニルギリ EX(最低使用温度 -15℃)
イスカ 630EXよりもダウンの品質が少しだけ低いため価格が1万3000円ほど安くなっています。
その分羽毛量を増やしているので最低使用温度は同じく-15℃となっています。
・羽毛量:700g
・ダウン品質:720FP
・サイズ:80×213cm
・平均重量:1270g
・収納サイズ:20×34cm
・価格;3万3000円前後
参考:メーカーページ