バイクソロキャンプはきつい?初心者向けの道具選びと快適に楽しむコツ

2020/08/15

2025/07/31

バイクソロキャンプはきつい?初心者向けの道具選びと快適に楽しむコツ

バイクでのソロキャンプ、楽しそうだけど「きつい」「めんどくさそう」と感じていませんか?

この記事では、実際にバイクでソロキャンプをしている自分の経験から、初心者がつまずきやすいポイントと、快適に楽しむための道具や考え方を紹介します。

「道具一式は?」「積載って難しい?」「どこに行けばいい?」などの悩みにも答えますので、初めてのバイクキャンプでも不安なくスタートできます!

バイクキャンプはきつい?実際に感じた大変なこととその対策

エストレヤでキャンプ

荷物・積載が大変な理由と工夫

バイクキャンプでは積載できる荷物に限りがあるため、装備選びがとても重要です。

リアキャリアにダッフルバッグを固定するのが基本ですが、大型のバックパック(50L以上)であれば、背負っていてもシートに接地するような形になり、体に負担なく運べます。

注意したいのは荷崩れです。固定の仕方は慣れも必要ですが、ツーリング中も休憩ごとに荷物の緩みをチェックすることで防げます。

暑さ・設営など、体力的にしんどい場面

夏のキャンプツーリングでは、ルート選びによって体力の消耗が大きく変わります

一度、炎天下でiPhoneをナビ代わりに使っていたところ、熱暴走で画面がシャットダウンし、ルートが分からなくなって予定より2時間以上オーバーして到着したことがありました。

その日は軽い熱中症のような状態で、朦朧としながらテントを設営する羽目になりました。
設営が簡単なワンポールテントを使っていたため、そこだけは助かりました。

このときの反省点は、市街地を下道ルートを選んだこと。信号待ちが多く、バイクが止まっている間にどんどん体温が上がってしまったのが原因です。

それ以来、夏場はなるべく止まらずに走れるバイパスや高速道路を使うようになり、ナビ用のスマホも熱に強いタフネスAndroidに変えました。

正直、夏は避けて春や秋にキャンプするほうが安全で快適だと今は思っています。混雑も少なく、気温もちょうどよいのでおすすめです。

初心者でも快適にするための道具と考え方

バイクでのソロキャンプは、「どこに行くか」「何を持っていくか」だけでなく、どんなルートを走るか、無理のない計画で動けるかも快適さに大きく影響します。

自分は久しぶりにバイクを乗り出した時は体がなれるまで、ゲルザブというシートクッションを使って長時間ツーリング時のお尻の痛みを軽減していました。積載は、安定感のあるダッフルバッグをリアにしっかり固定することで、ストレスなく走れています。

初心者におすすめなのは、「道具は最低限」「ご飯はコンビニ」くらいの気軽なスタイルです。

バイクで気持ちよく走って、キャンプ場で薪を買い、焚き火を囲みながらお酒を楽しむ。そんなシンプルなソロキャンプでも、十分に満足できます。

ゲルザブは購入から2年経過までをこちらの記事でまとめています

ソロキャンプ初心者に必要な道具一式まとめ

キャンプ場でブログを書く様子

テント・シュラフ・マット・焚き火道具があれば、最低限のソロキャンプは十分楽しめます。

自分も最初はAmazonで安く揃えた道具からスタートしましたが、意外と今でも壊れずに現役で使えているものばかりです。

特にバイクキャンプでは、積載の都合で持っていける荷物に限りがあるため、まずは必要最小限の道具から始めて、徐々に自分に合う装備を追加していくのがおすすめです。

例えば自分も続けるうちに、ランタンの灯りの雰囲気が好きで、今ではオイルランタンは必ず持っていく道具になっています。

また、最近はその日の気分でソロキャンプに出かけて、日中はキャンプ場でブログを書いたり仕事したりして過ごして、夜は焚き火と簡単なご飯を楽しむというキャンプスタイルになることも多いです。

詳しくは「ソロキャンプ道具一式まとめ」記事へ

バイクキャンプ向けのテント選びと設営のラクさ

エストレヤとBUNDOK ソロティピー1

ワンタッチテントとワンポールテントの違い

バイクキャンプでは設営が簡単なテントを選ぶことで、疲れて到着したときの負担が大きく変わってきます。

たとえばワンタッチテントは袋から出してポンと広げるだけで設営できる手軽さが魅力で、ツーリングキャンパーに人気があります。ただし、収納サイズは大きめです。

一方で、ワンポールテントはペグを打ってポールを立てるだけとこちらも簡単で、三角形の美しい形や広々とした室内も魅力です。

どちらもソロキャンプ向きで、「軽さ・簡単さ・雰囲気」のバランスで選ぶのがポイントです。

自分が使っているテントの選び方と体験談

自分はいくつかテントを持っていますが、今はワンポールテントばかりを使っています

中でもバンドックの「ソロティピー1」は、三角形の見た目のよさと設営のラクさで選びました。特にバイクキャンプでは、設営がシンプルなことが何より助かります。

最初は白のモデルを使っていたのですが、後から出た新色のカーキも気に入って購入し、今はそちらをメインに使っています。

やっぱりテントは、色や形など自分の気分が上がるものを選ぶとキャンプがもっと楽しくなります。キャンプ中は常に視界に入るものなので、見た目の満足感も大切です。

バンドック ソロティピーの紹介記事はこちら

バイクへの積載方法とバッグの選び方

エストレヤ積載

リアキャリアとバックパックの違いと選び方

バイクキャンプではリアキャリアに積むスタイルが基本ですが、状況によってはバックパックも選択肢になります。

リアキャリアは走行中の快適さに加えて、休憩時や到着後も荷物をバイクに載せたまま動けるのがメリットです。

一方、バックパックは荷物をそのまま持ち運べるので、キャンプ場によってバイクを横づけできない場合などには便利です。ただし容量は限られますし、観光などで立ち寄る場面では背負ったままの行動が続くため、邪魔に感じることもあります。

自分も試しましたが、どちらも一長一短なので、使う場所や行動スタイルに応じて選ぶのが正解だと感じています。

実際に使っている積載装備と使い勝手

現在はGIVIの防水ドラムバッグをリアキャリアに積載して使っています。レインカバー不要の防水仕様で、横開きで扱いやすく、バイクに積んでもバランスが取りやすいのが気に入っています。

このバッグの上にテントやクーラーバッグをさらに載せて括りつけることも多く、リアキャリア積載でも想像以上に多くの荷物を運べます

そのぶん「これも持って行こう」と荷物が増えがちで、最近はもう少し装備をスリム化したいという気持ちも出てきました。

GIVI防水バッグの紹介記事はこちら
DODクーラーバッグの紹介記事はこちら

初心者でも安心なバイクソロキャンプ場の選び方

エストレヤのキャンプ場風景

バイクでのソロキャンプでは、バイク乗り入れ可能な林間サイトのキャンプ場がおすすめです。荷物の上げ下ろしが少なくて済み、木陰も多く、夏場でも比較的涼しく過ごせます。

林間キャンプ場は広々としたファミリー向けのサイトよりも、サイトが狭めでソロ向きの雰囲気がある場所が多く、静かに過ごしたい方にも最適です。

自分がよく行くのは、関東なら「道志の森キャンプ場」や「本栖湖キャンプ場」。特に山梨方面はアクセスしやすく、東京からの日帰り・一泊にも向いています。

本栖湖キャンプ場は場所によって混雑しますが、離れた静かなエリアを選べばソロキャンプにぴったりです。

どちらも予約不要で利用できるキャンプ場なので、バイクの天候リスクを考えると、当日の天気で決めたい自分にとってはかなりありがたい条件です。

関東の「虫が少ない」夏キャンプ場のまとめ記事はこちら

季節別の注意点とおすすめシーズン

夏の高原キャンプ風景

春・秋に行くメリット

春と秋は気温がちょうどよく、キャンプに最適な季節です。人も少なく、静かな時間を過ごせるのが最大のメリットです。

ただし夜は冷え込む日も多く、標高の高いキャンプ場では防寒対策が必須になります。冬用シュラフを使ってちょうどいい場面もあります。

自分はこの時期、イスカのチロルXという寝袋を使っています。リミット温度が6℃で、「5月中旬〜7月上旬」「9月中旬〜10月下旬」などにちょうど良いモデルです。

イスカ チロルXはこちらで詳しく紹介しています

夏の注意点(暑さ・虫・スマホスリープなど)

夏は暑さ対策が最も重要です。スマホナビが熱でフリーズしたり、熱中症の危険があるため、ルートや装備に注意が必要です。

とはいえ、走行中は全身で風を感じるため意外と快適で、標高の高い場所が目的地だと、走りながらだんだんと涼しくなっていく感覚は、夏のバイクツーリングならではの楽しさでもあります。

また、夏は最低限の装備でも過ごせるのが利点。シュラフも軽量でOKなので、持ち物が減って準備がラクです。

冬キャンプの装備と気をつけたいこと

冬はキャンプ場が空いていて静かに過ごせますが、装備の充実が不可欠です。

自分はSHOEIのEX-ZEROというヘルメットを使っていますが、冬は走行時の風が厳しく、防寒対策が必要になります。

寝具はNANGAの630DXを使用。-5℃前後でも快適に寝られるモデルで、標高900m程度までなら対応可能です。

Nanga(ナンガ)
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長距離ツーリングの悩みと快適グッズ

バイク乗りたてのツーリングで意外と悩む人が多いのが、お尻の痛みです。
これはバイクを乗りたての頃だけで、慣れてくると痛くなる事がほとんどだと思います。

自分は30歳になって久しぶりにバイクをまた乗り始めたのですが、若い頃は何ともなかったのに1時間でおしりが痛くなっていましたが、「ゲルザブ」を導入してから改善しました。

また、バイク乗りは下道走るのが好きな人も多いと思うのですが、市街地は高速道路に乗って混雑は避ける、山間部は下道で楽しむなど、快適なツーリングルートを選ぶのも重要です。

バイク乗りたてからゲルザブを使用して、手放し事などリアルな体験をまとめています

最後に:バイクでソロキャンプを楽しむために大切なこと

バイクでのソロキャンプはとにかく自由に楽しむことが大事だと思います。

ソロキャンプなので朝起きて行くかを決めてもいいですし、予約不要のキャンプ場であればツーリグ中の気分次第で、走れるところまで走るツーリングに切り替えても問題ありません。

自分はバイクに乗るのは好きですが、観光とかは興味がなくて、結局目的を作るのが難しくてバイクを手放した経験があります。

今はソロキャンプで美味いキャンプ飯を楽しむという目的もあり、バイクツーリングが昔よりも好きになりました。

最初は不安なこともあるかもしれませんが、自分のペースで無理せず楽しむことが一番大切だと思います。

キャンプ道具も最初からすべての道具を揃える必要はありません。
少ない装備でも楽しめるのが、ソロキャンプの魅力です。

こちらの記事で、格安ギアも含めた「最低限これがあればOK」というキャンプ道具を紹介しています

キャンプ初心者FAQ【キャンプ質問まとめ】