【土地購入】プライベートキャンプ地は30坪の小さな土地

2022/10/30

(更新日:2022/12/14

【土地購入】プライベートキャンプ地は30坪の小さな土地

ソロキャンプ用地を探して1年半ぐらい過ぎましたが、兵庫に住して本腰いれて土地探しをして、ようやく購入に至りました!

土地探しは本当に大変で、特にココ半年ぐらいは1週間に最低1件のペースで、兵庫・岡山を中心に関東〜九州まで広く物件を見に行きました。

最近高騰しているガソリン代と高速料金だけで、40〜50万は掛かっているので土地探しを続ければ続けるほど、予算が減るという負のループでストレスが…!

この記事では、「プライベートキャンプ地探し」について興味を持っている人向けに、「探した手段」「土地探しはじめてから心境の変化」をまとめていこうと思います。

どんな土地を購入したのか

先に購入した土地がどんなところかというと、福岡県の市街地に近い「市街化調整区域」の30坪の小さな土地を購入しました。

金額は100万くらいです。予算の半分以下で買えました!

最初はそれこそ山を買おうと思っていたので、大きく方向変わったなと思います。

購入した土地は、徒歩20分以内くらいの範囲には駅やショッピングセンターなどがあり、そのわりに周囲には民家がなく、田畑や林などに囲まれた土地ですね。

購入時は、まだ暖かい時期でしたが虫が全くおらず、その代わり白鷺や雉などの野鳥を見かけました。

ざっくりと市街化調整区域とは?

調整区域というのはどんな場所かというと、

都市計画区域について、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るため必要があるときに定める区域区分のうち、市街化を抑制すべき区域として定める区域である。

市街化調整区域 – Wikipedia

という、基本は住宅を建てる事ができない土地になります。

調整区域の主な用途は、地方だとよく見かける「河川敷の近くの草や木に覆われた土地」「がれきなどの資材置き場」「駐車場」「田・畑」などですかね。

メリットは市街地に近いことと、用途が限られているので安い事。
あとは近隣には住宅がない事ですかね。

デメリットは、原則建築が禁止なので家など建てられないですし、もし売りたくなった時に売りにくい可能性がある土地となります。

土地を探した手段

ほぼネットで掲載された土地のみで探していきました。

ちなみに購入したのは、アットホームからです。

上記以外では、ピンポイントで地元の不動産屋のWebサイトなども見ました。

穴場は地元の不動産屋

ネット上には上記に載っていないような土地もあり、「山梨 北杜市 土地」のようにエリアを絞って検索すると、地元の不動産業者が出てくるので、そっちは件数は少ないですが穴場だったりします。

私がひと目で気に入ったけれど、結局申し込みスピードで負けてしまった土地があったのですが、そこも5年ぐらい前から地元の不動産屋のサイトでは掲載されてて、買い手がつかなすぎて家いちばで掲載してみた、みたいな話でした。

コスパの良い不動産を買うには、内見は即日、申し込みは即決

各サイトは毎日2〜3回、最新情報を見て、候補が見つかれば即電話して次の日に内見予約をいれる、という感じの日々でした。

たぶんリモートワークではない、自由がきかない仕事してたら、あと1〜2年は土地探しを続けていたか、割高な土地を購入することになっていたと思います。

それでも場所が遠くてタイミングが遅れたり、購入するか迷ったりして、先を越されてしまうというのが何件もあり、がっくり来ることも多かったです。

ときには長野の山奥にたどり着いて、土地見ようと瞬間に、案内の方に他の人からの申し込みの電話かかってきたりもしました…。

もし安い土地を探しているのであれば、即決していかないとネットの物件はすぐに決まってしまうと痛感しました。

土地探しはじめてから、求める土地が変化した

結論ですが、私の土地探しの終着点としては、「市街地近くで人の迷惑にならず焚き火やBBQなどが出来る土地を探そう」という気持ちで固まりました。

山でキャンプしたければキャンプ場に行けば良いかな、という感じです。

最近はキャンプブームもあり、山を買う人をYouTubeやSNSで見かけますが、私も当然に山梨や岡山の山林を買うつもりでした。

ただ、兵庫の田んぼだらけで人口の少ない田舎で暮らしてみたところ…、「田舎だと仕事が捗らない」という結論に至りました。

理由は、家以外で仕事できる場所がないからですね。

私は気分転換に散歩がてらコワーキングスペースに行ったり、一日の中で場所を変えて仕事するのが好きなので、田舎はめちゃくちゃ仕事が捗らないです。

前提として、私は土地を買ったら、その土地を中心に生活しようと考えていました。
購入した土地の近くに家を借りて暮らすか、小屋など建てて、二拠点生活をするかなど。

そのため、仕事を完全に捨ててリタイア生活でもないと、山中心の暮らしは無理だし、別荘地なんかも無理かなと思いました。

改めて土地の条件をまとめてみると、

  • リモート生活に支障がないくらいは市街地近く
  • 小屋でもトレーラーハウスでも簡易的な生活拠点
  • 日常的な焚き火・BBQなどが出来る住宅街から離れた場所

となります。

そうなると、自然と「市街地で焚き火などが出来る土地はあるのか?」という考えになっていきました。

とはいえ、焚き火・BBQを条件に入れると、少なくとも数百メートルくらいは市街地から離れているのが望ましい気がします。

それでも、火事と間違われて通報などされないように、薪ではなく煙の少ない炭を使うことになると思います。

私の理想の生活は、コワーキングスペースなどがあるリモートの仕事に適した場所で暮らし、仕事が終わったら、炭火でうまい飯食べながら一杯やる、という生活です!

これからのプライベートキャンプ地の計画

30坪の調整区域なので、広さも建築関係もできることは限られています。
だからこそ、市街地に近いというメリットがあるのですが。

市街化調整区域で出来ること

何が出来るのかを知るために、役所の都市計画課に問い合わせて見ました。

その結果、

  • 建築物は当然ダメ(家、カーポート、小屋など)
  • 一般的な倉庫もダメ(コンテナ、プレハブ、ホームセンターで売っている倉庫)
  • フェンスはOK
  • 小規模な倉庫はOK(奥行きが1m以内、高さが2.3m以下、床面積が2㎡以内など、市区町村により条件があります)

ということで、今後の計画としては、

  1. 目隠し用のフェンスで土地を囲う
  2. キャンプ道具は、小規模な倉庫を作って土地で保管
  3. 簡易的な拠点としては、トレーラーハウスやモバイルハウス?

基本はDIYで楽しみながら、土地を整えていこうと思います。

正直、最初に土地見たときは、やっぱりちょっと狭いかなと感じましたが、まあ焚き火や遊び用の土地としては十分だとは思います。

(3)はオフグリッドなタイニーハウスなどに興味があるので、小さくても生活に事足りるインフラを備えた拠点を作ってみたいですね。

最後に:プライベートキャンプ地は目的によっては調整区域も良いかも!

土地探しをはじめた頃から、小屋暮らしとか、海外のタイニーハウス生活のYouTubeなどを見すぎて、どうしても建築関係で自由が効く、都市計画区域外の山林ばかりを探していました。

ただ、私の仕事がWebエンジニアという事もあり、ネット回線は強くないとリモートで仕事しにくいため、とはいえそんな都合の良い土地見つからず、なかなか土地購入まで時間がかかってしまいました。

そんな中、岐阜市ではじめて調整区域の土地を内見したときに、徒歩圏内に生活に必要な店などがあり、それでも住宅街からは離れていたので「これは遊び用であれば調整区域も良いかも!」と思ったのがきっかけでした。

最初の構想とは大きく変わりましたが、結果的には仕事にも影響を出さず、プライベートを楽しめそうな土地が見つかってよかったです!

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