キャンプや登山を続けていると、使い終わったガスカートリッジが少しずつ溜まっていきますよね。
「微妙に残っているけど使い切れない」「危険そうで捨てづらい」と、家の隅に置いたままになっている人も多いと思います。
この記事では、登山・アウトドア用ガスカートリッジの安全な処分方法と、 自分も実際に使っている専用器具の紹介をまとめます。
目次
ガスカートリッジを処分する前に「完全に使い切る」
まず何より大切なのは、中身のガスを完全に使い切ることです。
ガスが残った状態で穴を開けると、火災や爆発の危険があります。
- 缶を軽く振って「シャカシャカ」と音がすれば、まだガスが残っています。
- 屋外で、手持ちのストーブやランタンを使って最後まで使い切るようにしましょう。
※臭いや引火リスクがあるため、必ず器具を使って燃焼させて空にするのが安全です。
処分には専用器具で「穴をあける」
ガスを使い切ったあとは、自治体のルールに沿って処分します。
その際、安全のために専用の穴あけ器を使うのがおすすめです。
登山・アウトドア用のガス缶(OD缶)は家庭用CB缶よりも缶が厚く硬いため、 無理に工具で穴を開けようとすると滑って怪我をする危険があります。
EPI(イーピーアイ)カンベンチレーター2 A-6702
使い方
- ガスを完全に使い切る。
- カートリッジの口金部分に、器具の輪を掛けて固定。
- レバーを下げて缶に押し当てる。
- 裏側の歯の部分を強く押し込み、穴を開ける。
※しっかり固定し、両手で力を込めて押すのが安全です。
穴を開けた後は、自治体のルールに従って 「不燃ごみ」または「危険物ごみ」として出しましょう。
自治体によって分別が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
最後に:安全第一で、キャンプの後始末もきちんと
ガスカートリッジは小さなものですが、扱いを間違えると事故につながることもあります。
キャンプや登山を続けていると自然と溜まっていくものだからこそ、安全に・正しく処分しておきましょう。
ほんの少しの手間で、次のキャンプも気持ちよく始められます。







