30代で10年ぶりにバイクに乗り、ソロキャンプが趣味になった話

2019/08/02

2026/07/26

30代で10年ぶりにバイクに乗り、ソロキャンプが趣味になった話

30代になって仕事にも慣れ、特に不満のない日々を送っていましたが、心のどこかで「今のままでいいのか、何か始めようか」という漠然とした気持ちがありました。

そんな時に勢いで挑戦してみたのがソロキャンプで、想像以上にハマってしまいました

さらに楽しむために、学生の頃以来10年以上ぶりにバイクも買い直し、ツーリングの楽しさを久々に感じています。

社会人になってからアウトドア活動は何もしていませんでしたが、それでも久々にやってみると、楽しい気持ちは変わらないものだと気づきました。

小さなきっかけのはずが、気づけば東京を離れて移住まで決めていました。

この記事は、忙しい都会生活の中で忘れていた気持ちを、バイクとソロキャンプに呼び起こされて生活が変わっていった話です。

なぜソロキャンプに惹かれたのか

自分はもともと田舎育ちで、大学進学と同時に東京に出てきました。
田舎より都会がいいと思っていて、東京の便利な生活に満足した社会人生活をしていました。

ただ、30代になった頃から、「人に合わせなくていい、自分のペースで過ごせる時間」が欲しくなってきたんです。
20代の頃は人と予定を合わせる趣味も楽しかったのに、その感覚が少しずつ変わっていきました。

そんな時期、休みの日に葛西臨海公園の林間エリアまで自転車で行き、人の少ない場所にシートを敷いて日光浴するのが習慣になっていました。
ただ自然の中でぼーっとするだけなのに、それが最高のリフレッシュになっていたんです。

そんな日光浴を重ねるうちに、ある日ふと勢いでソロキャンプに挑戦してみることにしました。

焚き火に取り憑かれた最初のソロキャンプ

湖畔でソロキャンプ

移動手段がなかったので、Amazonで安い最低限の道具を揃えて、電車とバスを乗り継いでキャンプ場へ向かいました。

初めてのソロキャンプで焚き火の前に座った時の感覚は、今でもはっきり覚えています。
子供の頃、田舎の庭で落ち葉を燃やして焼き芋をした記憶が、ふとよみがえってきたんです。

その「炎のゆらぎと煙の匂い」が、懐かしい感覚を呼び起こしてくれました。
火を眺めているだけで飽きることがなく、時間がゆっくり流れていく。

「これこそ自分が求めていたものだ」と、強く感じた瞬間でした。

焚き火で焼いた塊肉を食べると、同じ肉でもまるで別物のように感じます。
じっくり焼いてアルミホイルで休ませる、そんな手間をかける時間が、今では最高の贅沢です。

10年ぶりにバイクに乗った日

エストレヤで秋のソロキャンプ

ソロキャンプを続けるうちに、もっといろんな場所へ行きたくなって、カワサキのエストレヤを購入しました。
学生の頃に手放して以来、10年以上ぶりのバイクです。

若い頃のようにスピードを求めるのではなく、景色を楽しむためのクラシックなスタイルを選びました。
足つきもよく、キャンプ道具を積んでも安定して走れるエストレヤは、最高の相棒になっています。

久しぶりにバイクにまたがった瞬間、高校生の頃にボロボロの原付をバイト代で買って、どこまでも走っていけた自由を感じた記憶が鮮明によみがえりました。

バイクを手に入れてからは、キャンプ自体が目的に変わり、行きたい場所へ自由に出かけられるようになりました。
荷物を積んで知らない土地へ走り出す、その自由さこそがソロキャンプを本当の意味で「自分の趣味」にしてくれたと感じています。

250ccなら維持費も安く車検も不要なので、週末の1泊だけでも気軽に出かけられるのも続けやすい理由のひとつです。

ギアにこだわるほど、一人の時間が好きになった

YOKA COOKING FIRE PITで焚き火を楽しむ

ソロキャンプを続けるうちに、少しずつギアにもこだわるようになりました。
その1つが、キャンプを始めた頃は「大きくて手間のかかるハリケーンランタンなんていらない、LEDで十分」と思っていたオイルランタンです。

キャンプに行かない日でも、磨いたギアを部屋に眺めているだけで、ちょっと気分が上がったりします。

今では真っ暗な中、焚き火とオイルランタンの灯りがソロキャンプでは欠かせない存在になっています。

そんな空間で「ただ一人でいる」ことが、思っていた以上に心地よいものでした。
ソロキャンプでは誰かに合わせる必要がなく、自分をリセットするための大切な時間になっています。

それはリラックスというより、無心になる感覚に近いです。
焚き火や自然に集中することで余計なことを考える余地がなく、今この瞬間だけに意識が向く感覚です。

キャンプがきっかけで移住まで決めた話

東京で働いていた頃、漠然と「一生ここにいる感じはしないな」と思っていました。

理由はハッキリしていて、仕事で便利だから住んでいるだけで、そこまで強い愛着を持てていなかったからです。
とはいえ、じゃあどこに住みたいのかと聞かれても、特に答えはありませんでした。

そんな気持ちがあったからか、東京での生活は大きな家具も買ったこと無く、なんとなくいつでも移動できるぐらいの持ち物でずっと生活していました。

コロナをきっかけに完全リモートワークになり、仕事を変えなくても移住できる状況が整いました。
それでも、行き先を決める理由がなかなか見つからなかったんです。

そこで後押しになったのが、ソロキャンプとバイクでした。
「ここでキャンプやツーリングを楽しめる場所に住みたい」という、初めて具体的な移住の基準ができたんです。

まずは西寄りにということで兵庫に移り、その後、20歳の頃に1年ほど住んでいた福岡で、「プライベートキャンプ地 兼 秘密基地」にできそうな土地を見つけました。
迷わず購入し、福岡への移住を決めました。

仕事は東京にいた頃と変わらずリモートで続けながら、買った土地を少しずつ整える暮らしています。

趣味のつもりで始めたキャンプが、住む場所にまで影響するとは思っていませんでした。

キャンプをこれから始めたい人へ

キャンプ道具一式

最初に必要な道具と費用の目安

ソロキャンプは最低限の装備から始められるのが魅力です。
テント・マット・寝袋・バーナー・ランタンを揃えれば、3〜5万円程度でスタートできます。

自分も最初は日光浴の延長のような感覚で始めました。
Amazonで安い道具を買いましたが、意外と壊れず問題なく使えていました

初心者におすすめのソロキャンプ道具一式

車がなくても行けるキャンプ場の選び方

最近は公共交通でアクセスできるキャンプ場も増えています。
特に電車とバスを乗り継いで行ける湖畔キャンプ場など、最初は設備が整った場所を選ぶと安心です。

自分も東京に住んでいた頃は、JRで行ける奥多摩方面によく出かけていました。
日光など観光地周辺のキャンプ場も、電車やバスが整備されていて行きやすいです。

電車×バックパックで行くソロキャンプのコツ

季節ごとの注意点

  • 夏:虫対策をしっかりと
  • 冬:防寒装備が必須
  • 春・秋:昼夜の気温差に注意(最低気温が低い日は寝袋と服装を暖かめに

最初のうちは春や秋に行くと快適に過ごせます。
標高の高いキャンプ場は夏でも涼しく、虫が少ないのでおすすめです。

虫が少ない高原キャンプ場の選び方

最後に:ソロキャンプを始めて少しずつ、でも大きく変わった生活

漠然と「何か始めようか」と思っていただけの自分が、ソロキャンプを始めて、ここまで生活が変わりました

今は東京を離れて、ソロキャンプとバイクを中心にした暮らしを送っています。
家と会社を往復するだけだった日々から、気づけば移住まで決めるほどの変化です。

休みの日はツーリングや秘密基地で焚き火をしたり、自作の小さなガレージでバイクをいじりながら、穏やかに過ごせています。

キャンプが好きと言っても、実は人によって好きなポイントはバラバラです。
「一人の時間が気楽な人」「ツーリングが好きな人」「キャンプ飯を楽しむ人」「焚き火に癒される人」「満天の星空や湖畔の景色が好きな人」。

自分は焚き火をしながら美味しいキャンプ飯を食べている時間や、バイクでのツーリングが好きですが、どれか1つでも刺さるものがあれば、キャンプは十分楽しめるはずです。

興味のある方は、一度自然の中で焚き火をしながら、ただボーッと過ごしてみるのをおすすめします。
その中で、自分にとっての「好き」がきっと見つかるはずです。

初心者におすすめのソロキャンプ道具一式

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