アルファ米 食べ比べ|3社23種類を試して今もリピートしているおすすめメーカー

2017/09/23

2025/09/29

アルファ米 食べ比べ|3社23種類を試して今もリピートしているおすすめメーカー

電気・ガス・水道が止まったときの防災食として、またキャンプや登山などのアウトドアでの手軽な食事として便利に使えるのがアルファ米です。

自分はキャンプ歴10年で、災害備蓄としてだけでなく実際のキャンプでもアルファ米をよく食べています。
とくに連泊キャンプや荷物を減らしたいときには非常に助かる存在です。

2017年には3社23種類をすべて食べ比べ、その後も実際に使い続けながらリピートしてきました。

この記事では、実際に食べ比べた体験をもとにおすすめできるメーカーと、アルファ米を選ぶ際のポイントを紹介します。

アルファ米とは?保存食としての特徴

尾西食品 アルファ米の袋の中から脱酸素剤(エージレス)とスプーンを取り出します

アルファ米の基本

アルファ米(またはアルファ化米)とは、炊いたお米を乾燥させた保存食です。
お湯を注げば約15分、水でも約60分でふつうのご飯に戻ります。

パッケージにはスプーンが付属しているので、そのまま器不要で食べられるのも便利なポイント。

特に水でも戻せるのは大きな特徴で、カップ麺などよりも防災に向いている理由のひとつです。

防災とアウトドアの両方で使える理由

  • 常温で長期保存可能(およそ5年間)
  • 水やお湯を注ぐだけで食べられる
  • 味付きご飯のバリエーションが豊富で、単品でも満足感がある

これらの特徴から、防災用の備蓄だけでなく、キャンプや登山の食事にも重宝します。

自分もソロキャンプで予想外に天気が崩れ、焚き火ができずテント内で過ごしたことがありました。
そんな時でも、火を使わずに食べられるアルファ米の安心感は大きいです。

とりあえずバックパックに一食分でも忍ばせておくと心強い保存食だと思います。

アルファ米のおすすめメーカー【実体験ベース】

サタケ アルファ米9種セット

3社23種類を食べ比べた実績(2017年)

2017年に尾西・IZAMESHI・サタケの3社から販売されていたアルファ米を、計23種類すべて食べ比べました。
白飯の仕上がりや、味付きご飯の味付けにそれぞれ特徴があり、メーカーごとの個性がはっきり出ていました。

今もリピートしているメーカーは「尾西食品」

結論として、自分が今もリピートしているのは尾西食品です。
その理由は以下の通りです。

  • 白飯のクオリティが一番高い(炊きたてに近い甘みと食感)
  • ドライカレーと赤飯がとにかく美味しい
  • サタケの方が美味しい商品もあるが、全体的な平均点は尾西が最も安定

他メーカーにも良さはありますが、総合的なバランスは尾西食品が一番
実際にキャンプや防災備蓄で食べ続けているのも尾西食品です。

「サタケ」と「IZAMESHI」を食べた感想

サタケは尾西に次いで好印象でした。
白飯は尾西に米の状態がわずかに劣るものの十分美味しく、味付きご飯はしっかり濃い味付けで食べ応えがあります。
ただし種類によっては、味に少しチープさを感じることもありました。

IZAMESHI(イザメシ)は、ご飯そのものの状態が残念で、お米が割れていたり小粒感があり、食感に違和感がありました。
味付けは悪くなかったのですが、やはりご飯系はお米の状態が重要

IZAMESHIはおかず系が得意なので、そちらの保存食はおすすめです。

2017年に試したランキングの振り返り

当時の記事では全23種類をランキング形式で紹介しましたが、ここではTOP3のみ簡単に振り返ります。
なお、すべてお湯15分で試しました。

白飯系ランキング

尾西食品 アルファ米 白米

  1. 白飯(尾西) … 自然な甘みがあり、炊きたてに近い仕上がり
  2. 白飯(サタケ) … 十分美味しいが、お米の具合で見ると尾西に一歩及ばず
  3. ごはん(IZAMESHI) … お米が割れていて食感にやや不満

味付きご飯ランキング

尾西食品 アルファ米 ドライカレー

  1. ドライカレー(尾西) … 保存食とは思えない完成度
  2. ドライカレー(サタケ) … 十分に美味しい、尾西のほうが自然の味に近いかな?という差
  3. 赤飯(尾西) … 安定した味わい、気持ちお湯は少し多めがもちもち感を引き出せて好み

そのほか、4位以降はサタケの「えびピラフ」「牛飯」が続き、IZAMESHIでは「ひじきご飯」の味付けが特に美味しかったです。

結論として、どのメーカーもドライカレーは美味しい
ただし、総合的なバランスと信頼感から、リピートしているのは尾西食品のセットです。

アウトドアショップだと単品で売っていますが、尾西のドライカレーを中心にサタケのピラフ系も購入するような買い方をしています。

アルファ米を選ぶときのポイント

防災用に備えるなら「味付きご飯」を優先

災害時におかずや汁物がなければ、白飯だけでは物足りなく感じることが多いです。
そのため、ドライカレーや五目ご飯などの味付きタイプを中心に備えるのがおすすめです。

セットで購入すれば、自然と味付きご飯の比率が多くなるので安心です。

アウトドアショップなどで単品を選ぶ場合は、白飯よりもドライカレーを多めに揃えるのが自分の定番になっています。

セット購入がおすすめ

ネット通販では基本的にセット商品が主流です。
中には「尾西のドライカレー50個セット」といった極端な商品もありますが、以下のような買い方が便利です。

  • 12種類の詰め合わせセット(まず全体を試せる)
  • 気に入った味のまとめ買い(ドライカレーなど)

こうしてまとめ買いしておけば、防災備蓄とキャンプ両方で兼用できるので無駄がありません。

実際にリピートしているおすすめ商品

尾西食品のマルチパック

キャンプや登山で消費するなら、まずは12種類セットのようなマルチパックで味を試すのが手堅い選択です。

ただし、アルファ米はメーカーや種類によって美味しさに差があるのも事実。

「12〜14種類セット」だとおかゆ系が含まれることもありますが、個人的には人気5種のみのパックや、特定の味をまとめたセットのほうがおすすめです。

自分がもっともよく買うのは、「赤飯×5・ドライカレー×5・白飯×5」のようなセット。
特にドライカレーと赤飯は鉄板なので、Amazonなど含まれているものをピンポイントで注文しています。

ドライカレー・赤飯など味付きの鉄板

  • 尾西食品: ドライカレー
    保存食とは思えない美味しさで、味の濃さもちょうど良い。
    他の味と比べても、ドライカレーはダントツでおすすめです。

  • 尾西食品: 赤飯
    もち米と食塩というシンプルな組み合わせながら、安定感が抜群。
    お湯をほんの気持ち多めにするともちもち感をさらに感じて好みです。

白飯も万能に使える

味付きご飯だけではなく、白飯を混ぜて備蓄するのも大切です。
レトルトカレーや缶詰と合わせれば一気に食事の幅が広がります。

特にキャンプでは、焚き火のBBQと組み合わせるなら白飯が最強

防災用だけでなく、アウトドアでも重宝するので欠かさずストックしています。

最後に:アルファ米は実体験からもおすすめできる保存食

2017年に3社23種類を食べ比べたうえで、今もリピートしているのはやはり尾西食品のアルファ米です。

白飯の完成度、ドライカレーや赤飯の美味しさ、さらにセット購入のしやすさを含め、総合的にもっともおすすめできます。

  • 防災用の備蓄として安心
  • キャンプや登山での手軽なご飯として便利

どちらの用途にも対応できるのがアルファ米の強みです。

尾西食品のアルファ米は普通の食事としても十分美味しいので、賞味期限が近づいて自宅で消費しても困りません。

防災とアウトドアを兼ねた保存食として、まずは尾西食品のセットから試してみるのがおすすめです。

今回紹介した商品

自分が最終的にリピートしているのはこのセットです。
赤飯・ドライカレー・白飯という鉄板の組み合わせで、防災にもキャンプにも使いやすい内容です。

キャンプ初心者FAQ【キャンプ質問まとめ】