ソロキャンプの調理で一番頼りになるのがフライパンです。
なかでもユニフレームの「山フライパン」は、軽量でコンパクトなのに焼く・炒める・煮る・ご飯を炊くまで幅広くこなせる万能ギア。
自分もソロキャンプを始めた頃から愛用していて、今ではほとんどの料理をこれ一つで完結させています。
この記事では、実際に使ってわかった使い勝手やメリット・デメリット、さらに通常モデルと深型の違いについて詳しく紹介していきます。
目次
ユニフレーム山フライパンとは
ユニフレームの「山フライパン」は、登山やソロキャンプ向けに設計された軽量フライパンです。
家庭用とは違い、コンパクトさと扱いやすさを重視しており、必要十分な容量でさまざまな調理ができます。
特にソロキャンプでは「これ一つあれば大体の料理ができる」万能さから、長年人気を集めている定番アイテムです。
基本スペック(サイズ・重量・材質)
- サイズ:約φ170×40mm
- 容量:約800ml
- 材質:アルミニウム(フッ素樹脂加工)、ハンドルはステンレス鋼
- 重量:約170g
フッ素加工のおかげで焦げつきにくく、軽量で扱いやすいのが大きな特徴です。
ソロキャンプや登山で選ばれる理由
- コンパクトで荷物にならない
- フッ素加工で調理や片付けが簡単
- 収納ケース付きで持ち運びやすい
- 「別売りの専用フタ」で炊飯や煮込み料理にも対応可能
登山やバイクでのソロキャンプにおいて、「小さいけれど万能」というバランスが非常に優れています。
ユニフレーム山フライパンをソロキャンプで使った感想
自分はソロキャンプを始めた時から愛用しています。
結果として、調理道具の中でも「ベストアイテム」と言えるほど気に入っていて、ほとんどのキャンプ料理をこれ一つでこなせる万能さがあります。
調理のしやすさ(焼く・炒める・煮る・米を炊く)
- 肉や野菜を焼く・炒める
- 簡単な煮物や鍋料理
- 白米を炊く
- 麺をゆでる
このように一通りの調理は問題なく対応可能です。
特にフッ素加工のおかげでご飯を炊いてもこびりつきにくいのは、大きなメリットだと感じています。
持ち運びやすさと収納性
とてもコンパクトで、専用ケースに収まるため持ち運びがラクです。
ただし、メスティンやソロクッカーのように「中にガスカートリッジやバーナーを収納する」使い方はできないのが注意点。
そのため、あくまでフライパン専用として割り切る必要があります。
実際に料理を作って感じているメリット・デメリット
これまでキャンプでは、パスタやおつまみの炒め物、缶詰をそのままオイル入れて作るアヒージョなどを作ってきました。
フッ素加工で扱いやすいため初めてのキャンプ料理でも失敗が少ないのも魅力です。
どれも家庭で作るのと同じ感覚で調理できるので、ソロキャンプでも食事の幅が一気に広がります。
メリット(軽量・フッ素加工など)
- 軽量でソロキャンプに最適
- フッ素加工で焦げつきにくい
- 専用ケース付きで収納も安心
- 専用フタを使えば炊飯や煮込みも可能
デメリット(直火に弱い・容量の限界など)
- フッ素加工が剥がれるため、強火や空焚きには弱い
- 焚き火での調理には不向き
- 容量はソロ用として十分だが、大人数や大皿料理には不向き
- 分厚い肉をしっかり焼くなら鉄板やBBQ網の方が適している
山フライパン深型との違い
ユニフレーム山フライパンには、標準モデルに加えて、容量が大きい「深型」があります。
深さが増しているため、一人用だけでなく二人分の調理にも対応できるのが特徴です。
サイズ・容量の比較(表にすると見やすい)
- 通常:約φ170×40mm、容量約800ml、重量170g
- 深型:約φ170×65mm、容量約1.3ℓ、重量205g
深さが4cm → 6.5cmに増えており、スープや鍋など液体を多く使う料理に適しているのが大きな違いです。
深型のメリット(量とパッキング性)
フライパンの深さが 4cm → 6.5cm になっているため、通常モデルよりも容量が大きくなっています。
その分、二人分の料理を作れるだけでなく、アルコールバーナーやガスストーブを中に入れてパッキングできるのが大きな特徴です。
「調理の幅を広げたい」というよりも、「量を増やしたい」「荷物をまとめたい」人に向いているモデルです。
山フライパン深型とSOTOガスストーブの持ち運びに便利な組み合わせはこちらで紹介しています
自分が通常モデルをメインに使う理由
自分の場合は、ソロキャンプでシンプルに一人分を作ることがほとんどなので、通常モデルで十分です。
深型も便利そうですが、普段は軽さやコンパクトさを優先しています。
また、自分はソロキャンプでは必ずメスティンを一緒に持っていきます。
理由はシンプルで、アルコールバーナーや燃料のアルコールをメスティンにピッタリ収納できるからです。
さらに、メスティンはアルコールバーナーなどを入れても、その上に蒸し料理用の専用網も収まるので、炊飯から蒸し料理まで対応できるのが大きなメリットになっています。
自分の山フライパンを使っているシーンは、キャンプ場に到着した直後に昼ご飯のパスタを作ったり、ちょっとしたおつまみを作るときによく活躍しています。
自分が試してきたメスティンの使い方やカスタムはこちらにまとめています
山フライパンと一緒に使いたいアイテム
山フライパンは単体でも十分使えますが、一緒に揃えることでさらに便利さが増すアイテムがあります。
専用フタ(炊飯やお湯沸かしに必須)
専用のフタは別売りですが、これがあるかないかで使い勝手が大きく変わります。
小型フライパンで専用フタが用意されているのは珍しいので、持っておくと料理の幅が一気に広がります。
ソロキャンプでご飯を炊く人には、必須レベルのアイテムです。
料理本(「山ごはん」などレシピ本紹介)
アウトドア料理に慣れていない人ほど、レシピ本を一冊持っておくと調理の幅が広がると感じます。
特に「山ごはん」シリーズは、フライパン一つで作れるレシピが多く、ソロキャンプにぴったりです。
缶詰を使った簡単な料理から、パスタや炊き込みご飯など少し凝ったものまで紹介されていて、眺めているだけでもキャンプの料理イメージが湧いてきます。
料理に不慣れな人でも、この本を見ながらなら安心して挑戦できるのもポイントです。
最後に:ソロキャンプで使うなら17cm通常モデルをメインにおすすめ
- 軽量・コンパクトでソロ向けに最適
- 深型は量を作りたい人、山フライパンをメインの調理器具として使う人
自分の結論としては、普段のソロキャンプなら通常モデルを選べば間違いないと思っています。
実際に長く使ってきましたが、今でも一番頼りになる調理道具です。