安さとコスパで注目されているアウトドアブランド GeerTop(ギアトップ)。
テントやシュラフなど幅広いギアを展開していますが、実際のところ使い心地はどうなのか気になる人も多いと思います。
私自身、ソロキャンプを始めたての頃にGeerTopのテントを使っていました。
この記事ではその体験談を中心に、GeerTopの評判や特徴をまとめています。
初心者が手に取るべきか迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
GeerTop(ギアトップ)とは?
GeerTop(ギアトップ)は、中国発のアウトドアブランドで、「初心者でも手が届きやすい価格帯のギア」を展開しています。
創業は2016年頃と比較的新しく、Amazonでも人気上位に入るなど、今では世界各国に広がっています。
主力はテントですが、タープ・シュラフ・ハンモック・調理用品など幅広く展開。
価格は国内大手ブランド(モンベルやSnow Peakなど)の半額前後で買えることも多く、コスパ重視の人には魅力的です。
一方で「縫製がやや粗い」「付属品が頼りない」といった口コミもあり、長期使用では注意が必要です。
まとめると、「まずはコストを抑えて試したい」「軽さ重視で気軽に使いたい」という人に合うブランド。
ここからは、自分が実際に使って感じたことを紹介していきます。
実際に使ってみた感想
GeerTopの2人用テント
私がソロキャンプ用に購入したのが、こちらのGeerTop 2人用テントです。
- 総重量:2.59kg
- 収納サイズ:16×16×45cm
バックパックでの持ち運びはギリギリですが、徒歩キャンプでも十分使えています。
もし荷物をとにかく軽くしたいなら1人用をおすすめしますが、ソロキャンプでも快適に過ごすなら2人用のほうが安心です。
1人用は本当に寝るだけのサイズ感なので、ゆとりが欲しい場合は2人用が無難です。
2本のテントポール
GeerTopの2人用テントは、クロスするように2本のポールをインナーに差し込む構造です。
シンプルな仕組みなので、慣れれば設営にかかる時間は10分程度。
ポールが軽量アルミ製で扱いやすく、強風時も形が崩れにくいのが安心ポイントです。
自分のようにソロキャンプでサクッと設営したい人にとっては、この構造はかなりありがたいと感じました。
前室について
前室とは、テントの入口部分にある靴や荷物を置くスペースのことです。
ファミリー用や最近のツーリングテントの中には、前室が広くて調理もできるタイプもありますが、GeerTopの前室はコンパクトながら実用的です。
靴をフライシートの内側に置けるので、夜露や雨で濡れる心配が少なくなります。
自分は前室に靴・イス・カメラの三脚など、片付けが面倒な物を置いて寝たり、雨の日はタープなしでも前室でガスコンロを使って調理したりしています。
個人的には、最低でも靴やちょっとした荷物を置ける前室は必須だと感じます。
前室の有無でテントの使い勝手は大きく変わるので、ソロ用でも前室付きのモデルをおすすめします。
GeerTopテントの良かったところ
- デザインがカッコイイ
- 価格が安く(1万円前後)、初心者でも手に出しやすい
- ソロキャンプや登山に向いたコンパクト&軽量設計
- 雨キャンプでも浸水せず、防水性は十分
👉 「安いけど割とカッコイイ、普通に使えるテント」という点が魅力です。
実際に使って気になったところ
- Amazon以外では入手しづらく、日本でのサポートもほぼ無し
- ファスナーや縫製の作りはやや甘め
- 収納袋はギリギリサイズで、使っている中で撤収時に破けた
👉 長期で酷使するよりは、「まずは安い入門用のテント」であればアリだと思います。
一年使って壊れた部分
ファスナー取っ手のヒモがちぎれた
雨キャンプで無理やり引っ張ってしまい、取っ手の紐がちぎれました。
ファスナー本体が壊れたわけではなく、ファスナーの持ち手についている長い紐です。
機能的には問題ありませんが、こういった細部の作りは価格なりと感じました。
テント収納袋が破けた
撤収時に袋が裂けてしまいました。
サイズがタイトな上に、生地が薄めなのも要因です。
そこで代わりのバッグを探したところ、GeerTopからテント収納袋のみが販売されていました。
自分のテントは2人用なので2〜3人用を購入。少し余裕があって撤収が楽になり、さらに元の袋よりも生地が厚くて安心感があります。
GeerTopの評判と自分の体験の比較
- ネットでは「価格の割にしっかりしている」との声が多く、自分の使用感とも一致
- 一方で「数年使うとほつれやファスナー不調」という口コミもあり、収納袋破損の経験から納得
- 結論としては、「コスパよく良い製品だが、長期耐久はそこまで期待しない方がいい」
GeerTopはどんな人におすすめか
- キャンプ初心者で、とりあえず安く一式そろえたい人
- ソロキャンプやツーリングキャンプで、軽量ギアを探している人
- 高価なブランド品を買う前に、お試し的に使いたい人
実際に使ってみても、価格に対して性能は十分でした。
ただし「数年単位で長く使う」「厳しい環境でハードに使う」という前提なら、やや上の価格帯のブランドを選んだほうが安心です。
自分が使っているモデルはもうありませんが、2人用最新バージョンはこちら。
寒い時期も使うのであればスカート付き(冷気や風の侵入を防ぐ)の4シーズンテントが良いです。
最後に:初心者の最初の一歩にちょうどいいテント
GeerTop(ギアトップ)は「安くて使える」という言葉がぴったりのブランドです。
自分が使ったソロテントも、防水性や設営のしやすさなど、価格以上の満足感がありました。
ただし、長期間ハードに使うというよりは、初心者がキャンプに慣れるまでの相棒としてちょうどいいという印象です。
最初の一歩を踏み出すには、十分頼れる選択肢だと思います。