ソロキャンプを始めると、まず迷うのが「どんなランタンを買えばいいのか」です。
自分はジェントスの「SOL-036C」を購入してから、8年間ずっと使い続けているLEDランタンがあります。
このランタンは本当に頑丈で、何度もキャンプやバイクツーリングに持ち出しているのに一度も壊れたことがありません。
キャンプを続けていると、オイルランタンの柔らかい灯りにも惹かれるようになります。
自分も今ではサイト全体の雰囲気づくりにオイルランタンを使っていますが、それでもテント内や夜中の移動など、実用面ではLEDランタンが欠かせません。
用途に合わせて使い分けるようになった今でも、ジェントスのLEDランタンは常にキャンプ道具の中に入っています。
この記事では、8年使っても壊れなかった理由と、今買うならどのモデルがおすすめかを詳しく紹介します。
目次
ジェントスのLEDランタンを8年間使い続けた実体験
使用しているのはSOL-036C(380ルーメン)
自分が使っているのは、ジェントス SOL-036C(380ルーメン/単3電池×6本)というモデルです。
購入したのは約8年前。以来、ソロキャンプでは毎回このランタンを持っていっています。
屋外での使用や冬の冷え込みなど、どんな環境でも問題なし。
ソロキャンプ・ツーリング・防災グッズとしても、まったく問題なく使えています。
筐体もスイッチも今も正常に動作しており、見た目以外の劣化は感じません。
ソロキャンプでの使用シーンと耐久性
主な使い方は以下の通りです。
- 夜はカバーを外して、テント内にフックで吊るして使用
- 食事や片付け時の手元灯
- 夜間トイレや移動時の持ち歩き用
正直、キャンプ中はそれなりに雑に扱うこともありますが、割れ・点灯不良・接触不良など一切なし。
LEDの寿命だけでなく、構造そのものの頑丈さを実感しています。
8年経っても壊れない理由
壊れない理由はシンプルで、アウトドア前提の堅牢設計と電池式構造の安心感にあります。
充電池タイプのようにバッテリーが劣化する心配がなく、内部構造もシンプルなので、長年使ってもトラブルが起きにくいのです。
「シンプルで壊れない道具」という言葉が、まさにこのランタンを表しています。
購入当初はバッテリー式のランタンと迷いましたが、結果的にこの選択が正解でした。
「頑丈な電池式 × エネループ運用」こそ、長期使用では最強の組み合わせだと思います。
電池式LEDランタンを選ぶ理由
バッテリー式との違い
最近はUSB充電式やソーラー式のランタンも増えていますが、長く使うとどうしてもバッテリーが劣化して充電できなくなるという問題があります。
実際に自分もAmazonで購入したバッテリー式ランタンを使っていましたが、1年ほどで充電できなくなってしまいました。
それに比べて、電池式は劣化がほぼゼロ。
電池を入れ替えれば、何年経っても同じように使えます。
特に初心者ほど、“買ってすぐ安心して使える”電池式のほうが扱いやすいと感じます。
電池式のメリット:劣化しにくく、いつでも使える
- バッテリー寿命を気にしなくていい
- 乾電池はどこでも入手可能(コンビニでもOK)
- 久しぶりのキャンプでも、電池を入れればすぐ点灯
特に災害時や停電など、「使いたい時に確実に動く」という安心感があります。
この“安心して使える”という点が、長く使うほど大きな差になります。
実際に使って感じた使い勝手と信頼性
8年間、月に1〜2回ほどのペースで使用していますが、点灯時間や明るさの低下はほとんど感じません。
キャンプの前には、あらかじめ充電しておいたエネループと交換して持っていくだけ。
「充電が切れて使えない」というストレスを感じたことが一度もありません。
安い充電池もいろいろ試しましたが、結局家でもキャンプでもエネループが一番安定していました。
長時間タイプ(6本使用)は不要と感じた理由
SOL-036Cは単3電池を6本使うモデルですが、正直そこまでの容量は不要でした。
最大出力でも約14時間点灯できますが、ソロキャンプでランタンを使う時間は実際かなり短いからです。
ソロキャンプでは夜数時間の点灯で十分
一人のキャンプでは夜の活動時間も短く、明るすぎるランタンは逆にまぶしく感じることもあります。
夜にランタンを点けているのは、せいぜい2〜3時間ほど。
焚き火をして、片付けて寝る──その流れで一晩を過ごすので、6本分の長時間性能を使い切ることはほとんどありません。
結局毎回エネループを充電する
14時間使えるとわかっていても、出発前には毎回エネループを充電して入れ替えるのが習慣になっています。
そのため、長期連泊でも6本仕様はオーバースペックでした。
むしろ、電池本数が多いぶん重くなるので、もう少し軽いタイプの方が扱いやすいと感じています。
今買うなら軽くて明るいEX-334Dがベスト
現在使っているSOL-036Cに大きな不満はありませんが、同等の明るさ(440ルーメン)で電池4本仕様のEX-334Dは、ソロキャンプにはちょうどいいサイズとバランスです。
EX-334Dは最大出力で約8時間点灯し、耐久面では耐塵・防滴仕様(IP64準拠)と、SOL-036Cよりもタフな設計になっています。
多少の雨の中に置いておいても問題なく使える性能です。
軽く、明るく、そしてジェントスらしい信頼性はそのまま。
「これから買うならこのモデル」と自信をもっておすすめできます。
今買うならEX-334Dがおすすめ
ジェントスのSOL-036Cは8年間使っても壊れない信頼のモデルですが、現在なら入手しやすい後継モデルがEX-334Dです。
軽くて明るく、耐久性もさらに向上しています。
EX-334Dの主な仕様
- 使用光源:高輝度チップタイプ白色LED×10個+暖色LED×5個
- 明るさ(約):【白色】440ルーメン(最大)/【昼白色】240ルーメン/【暖色】170ルーメン
- 使用電池:単3形アルカリ電池×4本(エネループ・充電式エボルタ対応)
- 点灯時間(約):【白色】8時間(強)〜78時間(弱)
- 保護等級:耐塵・防滴仕様(IP64準拠)
- 落下耐久:1m
- サイズ:φ59×132mm
- 重量:約242g(電池含む)
SOL-036Cよりも一回り小さく軽量で、明るさ・耐久性・携帯性のバランスが非常に優れたモデルです。
雨天でも問題なく使用でき、ハードな環境にも安心して持ち出せます。
軽くて明るく、ソロキャンプにもぴったりの電池式ランタンです。
なお、EX-334Dには抗菌仕様の後継モデル「EX-AG334D」もあります。
筐体に銀イオン抗菌加工が施されていますが、明るさ・点灯時間・防滴性能などの基本性能はまったく同じです。
特別な理由がなければ価格が安く入手しやすいEX-334Dで十分です。
SOL-036C(旧モデル)の仕様
- 使用光源:チップタイプ白色LED×4個+暖色LED×4個
- 明るさ(約):380ルーメン(白色100%点灯時)
- 使用電池:単3形アルカリ電池×6本(エネループ対応)
- 点灯時間(約):14〜150時間(モードにより変動)
- 保護等級:防滴仕様(IPX4準拠)
- サイズ:φ73×158mm
- 重量:約400g(電池含む)
2つのモデル比較まとめ
項目 | SOL-036C(旧) | EX-334D(現行) |
---|---|---|
明るさ | 380ルーメン | 440ルーメン |
使用電池 | 単3×6本 | 単3×4本 |
重量 | 約400g | 約242g |
点灯時間 | 14〜150時間 | 8〜100時間 |
防塵・防水性能 | 防滴(IPX4) | 耐塵・防滴(IP64) |
落下耐久 | 記載なし | 1m耐久 |
サイズ | φ73×158mm | φ59×132mm |
EX-334Dは全体的に小型・軽量化され、携帯性と耐久性がどちらも向上。
それでいて明るさはしっかり確保されており、ソロキャンプにはベストサイズです。
ソロキャンプにちょうどいい理由
- 夜の食事や片付け、テント内照明に最適な光量
- 単3電池4本で軽く、持ち運びがラクで電池交換しやすい
- 雨天時も安心の耐塵・防滴性能
「軽く・明るく・壊れない」3拍子がそろったソロ向けLEDランタン。
これから新しく購入するなら、EX-334Dを選んで間違いありません。
壊れないLEDランタンを長く使うコツ
ジェントスのLEDランタンは丈夫ですが、ちょっとした使い方でさらに長持ちします。
自分が8年間使って感じたポイントをまとめました。
エネループなどの充電池で運用する
まだ電池が持ちそうでも、キャンプ前日に充電するのがルーティンです。
エネループはマイナス20℃の低温でも使用できるため、冬キャンプでも問題ありません。
乾電池よりも経済的で、長期的に見てもコスパが良いです。
雨の日はタープ下で使用する
EX-334Dは「耐塵・防滴(IP64準拠)」なので小雨程度なら問題ありません。
ただし、直接雨ざらしは避け、タープ下などで使うのが安心です。
長期間使わないときは電池を抜く
エネループは液漏れしにくいですが、長期保管時は電池を抜いておくのが基本です。
端子のサビや接触不良を防ぐことで、さらに長く使えます。
ジェントスを選んでよかったと思う瞬間
ランタンに限らず、“壊れない道具”というのはキャンプ全体の安心感につながります。
ジェントスは1978年創業の日本メーカーで、修理対応も公式サイトから依頼できます。
「壊れても直せる安心感」があり、長く使い続けられるのが大きな魅力です。
最近ではAmazonなどで安価なノーブランド品も多く見かけますが、耐久性・防滴性能・信頼感の差は歴然。
実際に8年間使ってみて、やはり“安定して使える国産品質”を感じます。
正直、キャンプ道具を丁寧に扱うタイプではありません。
それでもジェントスは雑に使っても一度も故障ゼロ。
スイッチや接点も今も問題なく動作しています。
さらに、「ジェントス × エネループ」の組み合わせは本当に優秀で、バッテリー劣化や接触不良などのトラブルがまったくありません。
キャンプで一番大切なのは、夜を安心して過ごせること。
壊れず、明かりが消えないという信頼があるだけで、夜の快適さがまったく違います。
自分も以前にバッテリー式ランタンが1年でダメになった経験があるので、その差を痛感しています。
最後に:ソロキャンプ初心者はジェントスの電池式LEDランタンで十分
- アウトドア向けで、8年使っても壊れない耐久性
- 電池式で、いつでも使える安心感
- 明るさ400ルーメン前後でソロにはちょうどいい
- 日本製で、品質もサポートも信頼できる
実際に何度も使って感じた“ちょうどいい明るさと安心感”。
初めてのLEDランタン選びに迷ったら、ジェントスの電池式LEDランタンを選べば間違いありません。
自分の経験からも、胸を張っておすすめできる一台です。
今買うなら、軽くて明るい現行モデルのEX-334Dがちょうどいいと思います。