自分は一人で外食することが多く、焼肉屋に一人焼肉へ行くのも好きでした。
やっぱり焼肉はお店の炭火で食べるのが最高で、家でホットプレートやフライパンでやっても美味しいけど、どこか満たされないんですよね。
そんな自分がソロキャンプで初めて焚き火の上で肉を焼いたとき、その味に正直びっくりしました。
煙と炎にあぶられた肉は、同じスーパーの肉でもまるで別物の美味しさ。
さらに、真っ暗な自然の中で焚き火の炎のゆらぎを見ながら食べると、それ自体が快感に近い体験でした。
五感が研ぎ澄まされて、家やお店では味わえない――ソロキャンプだからこそ感じられる焼肉の特別さに気づいた瞬間です。
この記事では、一人焼肉好きの自分がソロキャンプにハマった理由と、実際にやってみて気づいたコツをお話しします。
目次
ソロキャンプ焼肉にハマったきっかけ

初めて焚き火で焼いた肉の衝撃
今でこそソロキャンプでは肉を焼くのがメインになっていますが、最初はそうではありませんでした。
東京でずっと働き続け、30代になって「自然を感じたい」と思ったのがキャンプを始めた理由。
焚き火の前でただ火を眺めるだけでも十分楽しく、その魅力にハマっていきました。
そんな中で「最近は焼肉屋にもあまり行かなくなったし、どうせならキャンプでやってみよう」と思ったのがきっかけです。
初めて焚き火の直火で肉を焼いたときの衝撃は忘れられません。
煙と炎にあぶられた肉は、焼肉屋の炭火と遜色がないどころか、視覚・聴覚・嗅覚すべてを刺激する体験はお店以上でした。
一人焼肉店より気楽だったソロキャンプ
一人焼肉店にもよく行きますが、ソロキャンプの焼肉は圧倒的に気楽です。
混雑した店内で食べると、どうしても落ち着けない感覚があります。
自分は、できれば静かな空間で目の前の肉に集中したいタイプです。
その点、ソロキャンプなら「焼く → 食べる → ビール飲んで休む → また焼く」を自分のペースで繰り返せる。
自分は17時ぐらいから焚き火を始めて、4時間以上続けます。
その間ずっとマイペースに焼肉を楽しめます。
お店レベルの美味しさを、まるで自宅のようにリラックスして味わえる――この自由さこそ、ソロキャンプ焼肉の醍醐味だと思います。
ソロキャンプで焼肉を楽しむコツ

焚き火の直火×煙で肉は格別に美味い
キャンプの焚き火で焼く肉は、炭火の焼肉屋より美味しく感じる不思議があります。
「遠赤外線効果+高温+煙の香り」は炭火も焚き火も共通ですが、焚き火にはもう一つの魅力があります。
それは薪の種類ごとの香り(ナラ・クヌギ・スギなど)が肉に移りやすく、炭火よりも風味が多彩になることです。
ただし焚き火は火力が安定しにくいため、焼き加減のコントロールは炭火より難しい面もあります。
それでも特別なスパイスや調味料を使わなくても、直火と煙の香りだけで肉が最高のご馳走に変わるのです。
漬けダレや下味をつけて満足度アップ
さらに美味しくするコツは、漬けダレを持っていくこと。
自分はキャンプ場に着いてからジップロックで漬け込むことが多いです。
- 30分〜1時間:表面にしっかり味がつき、香りづけとして十分
- 2〜3時間:中まで調味料が浸透し、柔らかさや風味が増す
タレ漬け肉は表面が早く香ばしく焼けるので、さっと焼いてすぐ食べるスタイルに最適。
逆に長時間焼くと焦げやすく苦味が出るため、強火で短時間が基本です。
自分は普段の自炊でも「満足感を出すためのひと工夫」を大切にしています。
定食なら漬物や冷奴など、ちょっとした副菜を足すだけで一気に満足度が上がります。
焚き火の焼肉もそれと同じで、漬けダレに漬けるという簡単なひと手間で、味の深みや満足感がぐっと増します。
普段買わない肉をあえて選ぶ楽しみ(ラム肉・骨付きなど)
キャンプ焼肉の醍醐味は、普段は買わない肉に挑戦できることです。
骨付きカルビやラムチョップなど、スーパーで普段は選ばない肉を買うと、それだけで特別感が生まれます。
まさに「一期一会の出会い」がソロキャンプ焼肉をより印象的にしてくれます。
たまにはネット通販で塊肉やLボーンステーキを買うのもおすすめ。
自分は最近、焚き火で塊肉をじっくり焼くのにハマっています。
「焼く → 休ませる」を何度か繰り返し、最後のご褒美として塊肉を食べる瞬間が最高です。
その間はビールを飲みながら焚き火をいじる時間もまた楽しく、それ自体が焼肉以上に贅沢な体験になっています。
ソロキャンプ焼肉のデメリットと注意点
準備と後片付けの手間
焚き火焼肉は美味しい反面、準備と片付けの手間があります。
焚き火台の底にアルミホイルを敷いたり、使い捨て網を活用するだけでも片付けが格段に楽になります。
泊まりの場合はテント設営も必要ですが、最近は設営5分で終わる軽量ソロテントも多く、慣れれば手間は最小限です。
虫対策と季節の選び方
夏は虫が多く、焚き火焼肉中に気になることもあります。
そういうときは、標高の高いキャンプ場(高原サイト)を選ぶと快適に過ごせます。
また、春や秋は虫も少なく、焚き火に最適な季節です。
初めてのキャンプはこの季節から始めるのがおすすめです。
道具の管理と収納のポイント
キャンプを続けると、つい道具が増えがちです。
収納ボックスやバックパックの容量を上限にするルールを作ると管理が楽になります。
自分も以前は大きなダッフルバッグをリアに積んでいましたが、
今は50Lバックパックだけで完結する装備に落ち着きました。
荷物を減らすことで設営も撤収もスムーズになり、結果的にキャンプがより快適になります。
最後に:一人焼肉好きならソロキャンプで焼肉を楽しもう
一人焼肉が好きな人にとって、ソロキャンプはその延長線上にある最高の趣味です。
お店で食べる焼肉ももちろん好きですが、ソロキャンプなら「美味しい焼肉」+「自然の中でリフレッシュ」という一石二鳥の満足感があります。
お気に入りのキャンプ場を見つけると、行くだけで気持ちが落ち着くようになります。
自分もそんな場所を見つけてからは、自然と通うようになりました。
自分はバイクで荷物を最小限にまとめるスタイルですが、車で道具を積み込んで楽しむのもまた魅力です。
それぞれのスタイルで、自由に楽しめるのがソロキャンプの良さです。
「焼肉が好き」なら、その延長としてソロキャンプを始めてみる価値は十分にあります。
焚き火の前で食べる肉の美味しさは、想像以上で――きっと忘れられない体験になります。






